その1

 

星:HPの為に何かコンテンツを用意しようと色々考えていて、どこの事業所のHP見ても面白い読み物がなくて、事業所の具体的なカラーとかって何もわからないから、そういうものをちゃんと反映させたものをやりたいと思って、案としてはまだ色々あるのだけど、まぁ、とりあえず今日は1回目なので、どんな人たちが働いているのか人となりがわかるように順番に話していって、それを読める程度の内容に編集してアップしていきたいと思っています。一応、各々立場の異なる職員が4人集めました。

 

さて、始めますが、じゃ、まず、今まで皆どこで何をやっていたか、どんなところでどんなことをやっていたかを話していきましょうか。

 

A:それは介護の現場だけ?

 

星:介護の現場だけ。でも、前、他の仕事何をやっていたかとかなんで道を誤って介護の世界に来たのかとか話してもいいよ()。あ、そうか、まずは自分からやらないとね。えーっと、大学を卒業してから、法律、法学部を首席で卒業したんだけど、その後に、なぜか、何を思ったのか介護を始めているんだけど、今回はみんなの話しが中心なので自分の細かい話は別な機会にしましょう。で、結局、大学卒業してから介護を始めて訪問介護を9年近くやったのかな。その間、兼務で福祉用具事業所と居宅介護支援事業所の管理者も3年くらいやったかな。当時は居宅の管理者はケアマネじゃなくてもよかったんで。あと、福祉用具専門相談とかもやっていたね。福祉用具事業も当時右も左もわからないまま自分で事業所指定の申請の手引き読んで、委託先に契約に行ったりとか、県に提出する書類作ったりとか、よくやってたなと思いますわ。何しろ22歳のときだからね。で、ずっと同じ地域で仕事をしていて、段々とそれまで一緒に仕事をしていた人たちがひとり、またひとりと地域からいなくなっていく中で残された感と責任だけが圧し掛かってくる中で、このまま訪問介護だけやっていたらこれしかできないっていう危機感じゃないけど、強迫観念みたいなものも溜まっていて、30歳になった時に、ちょうどいろいろと本がかけるような事態があって辞めることができて、その後一年間、退職金と失業保険でのんびり過ごしてました。それから施設系にいって、ユニット型特養2つ、デイサービス、グループホーム、ケアハウス。で今、ふたたび在宅に戻ってきたという感じでございます。

 

 

B:私、介護の仕事就く前は普通にOLやってたんですよ。

 

星:何やってたの?

 

B:○○会社の事務。営業事務。

 

星:営業やってたの?

 

B:事務、営業アシスタントやってて。受注発注。

 

星:() 笑っちゃ失礼だけど

 

B:そうなのよ。私。()

 

C:生まれた時から介護の仕事をしてる人みたい

 

A:いない、いない。

 

B:仕事自体は楽しかったんだけど。なんか事務の仕事やってても、なんだろ、寿退社の時代だったから先がないなと思ってて。上司ともあまりうまく行かなかったから、絶対辞めよう思ってたんだけど、辞める時にうちの親が「また事務の仕事に転職するんだったら転職しても一緒だから」って言われて。じゃ、180度変えるためには、、、って、介護の世界に入っちゃったのね。

 

星:それは自分で決めたの?選んだの?

 

B:そう、自分で選んだの。

 

星:いきなり介護って、理由は?

 

B:うっ。。。大槻ケンジがね、介護しませんかってポスターみてね。

 

一同:爆笑

 

C:ファンだったの?

 

B:全然、何でもないんだけど。

 

星:目についたんだ。

 

B:目についちゃったの。電車に乗ってて、吊革持ってて、目の前で、大槻ケンジが「介護の仕事しませんか」ってあって、そこに電話して、そしたらそこは福祉の何だっけ?

 

星:御茶ノ水?

 

B:飯田橋の人材センター。

 

A:あ、あ、人材センターか。

 

B:飯田橋の駅って覚えてる。そこでいろいろ紹介してもらって、施設に一回、入っちゃって。

 

星:特養?

 

B:そんときはね、特養とデイといろいろ複合型。

 

星:それいくつの時なの?

 

B:それがね、23歳。

 

A:若!

 

B:だって、OLになった時が二十歳の時だから

 

星:三年くらいOLしてたの?

 

B:うん。まるまる2年やって、転職して、特養っていうか社会福祉法人の施設に入って。で、未経験だったらキレイな仕事からって言われてデイサービス。デイサービスだったらオムツ交換もないしって言われて。でも、そこはデイサービスっていうか、「いきいき教室」って言う名前で、やる事は幼稚園みたいなことに近かった。このままでは介護の仕事ができるようにならないと思って、2年間デイで働いたあとにそこの特養に異動させてもらった。特養の仕事でオムツ交換とかって言われてやっても、そうゆうのは最初から全然苦にならなかった。逆にデイサービスでみんなの前で「おはようございます」とかってやるのがすごい苦手だった。

 

星:性格だね

 

B:そう、すごい嫌だったの。ただ、そこも私、人間関係にやられちゃって。どこ行ってもそうなんだけど。そこから始まったんだけど。なんかいじめられる、みたいな。

 

C:なんでいじめられるの?

 

A:いじめるんじゃないの?

 

B:いじめない、いじめない、だって私、気弱いもん。

 

A:ナイーブ。

 

星:気が弱いね、確かに。

 

B:いじめられる事が多くて。なんか、わからないから分かりませんって言っても、何で分からないの?って返されちゃって、お仕事教えてもらえないみたいなのが続いて。

 

星:教えてもらっても分かんないんだったら問題だけどね。

 

B:初めての仕事に対して、「すいません、私何をやったらいいですか?」から始めたんだけど。

 

星:OJTとかも無い時代だからね。

 

B:そう、自分で考えろっていう時代だったから。自分で考えて出来るならね、と思ったけど。でも先輩の後ろくっついて見ていけば、だんだんできるようにはなってきて。そこは4年半ぐらいで辞めた。

 

星:長いよ、4年続けば。

 

A:長いよ。

 

B4年続いたのそこだけ、それ以降は全然続かない。4年半やった後は暫くブランク。その後はとりあえず、介護は辞めたりちょっとやったりして、結婚とかもして。でも、結婚している時に、とりあえずヘルパー2級は取っておこうと思って。

 

星:それで取ったんだ。

 

B:そう。専業主婦だったんだけど、飽きちゃうからいろいろ、訪問介護やったりとか、民家改造型のグループホームとかで何日か。でもやっぱり、ヘルパーの仕事って時間の拘束がないからってやっていたんだけど、それで、とりあえず、、、

 

離婚して帰ってきたときに、まとまった収入が欲しいから、施設に入った。

 

星:正式復帰。

 

B:正式復帰。というか、その時は非常勤から始めた。

 

星:それ特養?

 

B:特養、〇〇区の〇〇会。

 

星:あーあー。

 

B:あそこ、色々あるところ。あそこも、酷い所で、非常勤で働いている時は全然平気だったんだけど常勤になった途端、性格悪い子たちにやられて。2年くらい非常勤で仕事していたんだけど、「非常勤で働いてたんだから全部何もかも知ってるでしょ!」みたいな。非常勤だから事務仕事とかパソコン業務なんか一度もやった事ないのにいきなりパソコン業務を全部渡されて、「2年も非常勤やってたのに何でできないの?」って。できるわけないでしょ、って。そこも常勤になってから直ぐに辞めちゃった。その後はもう、転々。半年とか1年とか持たない。ほとんどひどかったね。

 

星:酷い所ばかり選んで行っちゃったんだね。

 

B:人間関係いいはずのところでもダメだった。非常勤で夜勤初めての時事故があったのね。利用者が入れ歯飲んじゃったの。

 

一同:ああぁ、、、

 

B:しかもブリッジ。

 

A:わあっ!

 

星:オペ?

 

B:そう。出勤したら「げほげほ」やってたの。そこの施設は夜勤は15時からだけど早く着いてて、で14時半頃に利用者さんの顔を見に行ったら、「げほげほ」やっているから、職員に「すいません、大変なことになってるんですけど」って呼んだら、「人を呼ぶ前に自分で何とかしようと思わないんですか?」とかっていう所だったのね。

 

星:異常だね。勤務時間外の人間が発見してくれたんだから感謝すべきだよ。

 

B:異常。非常勤だし。夜勤始めてだしって日だったのね。そんな風に言われて「えっえっ!?」て。そのあとナースが1回吸引したら、真っ赤な血が引けたの。それで、即行病院じゃないの?と思ったのに誰も病院に連れて行かないの。夜勤中一晩、そのままの状態。

 

星:重大事故だね。

 

B:そう、次の日の早番で主任が7時に来て、それをみた瞬間救急車って。やっと救急車を呼んだの。

 

A:そういうとこなの?

 

B:そういうとこ。

 

星:ナースは?

 

B:ナースはだから、前の日の15時から見ていて、様子見よう、様子見ようしか言わない。

 

A:それはナースの責任だけどね。

 

星:大問題だよ、そんなのすぐ救急搬送だよ。

 

B:病院行って、喉で入れ歯が引っかかっていて、時間が経ち過ぎで複雑に引っかかっているから、切開をして出したけど、もう無理。

 

星:いや、もう無理だよね。

 

B:そういう所ばかりだったの。

 

A:間が悪いね。

 

星:でもそういう所、多いかったから。今もあるけど。

 

B:多い。他の施設なんかは、私が歩いて移動していたら、「何で歩いてるの?」「走らないの?」「ナースコールなったら廊下は走るんでしょ?」って。

 

A:宅急便じゃないんだから()

 

星:普通は走っちゃいけないよね。

 

B:それと、利用者さんの目線になって座って介助していたら、「何で立たないの?」「何で座ってやっているの?」「怠慢じゃない?」って言われて、「ええぇ」。

 

A:ええぇぇ、、、

 

星:でも、そういうとこ、やっぱり多かったよ。昔は。。

 

B:それで、言われている意味がわからないです、って返したら、「Bさん生意気になっちゃって」って。

 

星:そういうのが嫌だったから、自分は昔の施設はありえないって思ってて、ユニットケアができてから施設はちょっと考えられるようになった。

 

A:ユニットケアの方がいいね。

 

B:そこは両方持ってた。法人の中でユニット型と従来型とグルホがあって。従来型なんて皆あごが上向いちゃってるの。大体、入院する理由が誤嚥性肺炎。だけど「何でだろう? 何でだろう?」ってやってた。

 

星:基本的な技術も知識もない。

 

B:そこの特にひどかったのが、ナース業務を医者の奥さんってだけで看護師の資格も持ってないのにやっている人がいた。

 

C:ナースじゃないじゃん。

 

星:違法行為。

 

B:どこまでが本当の話が分からないから黙っていたんだけど。

 

星:確かによくあった話ではある。自分もいくつか聞いたことがある。

 

B:それから転々として、で、その時にね、介護って貧乏になっちゃう。給料悪いじゃない。それでアルバイトしようと思った先が〇〇〇だったの。で、夜勤明けとか早番とか終わった時に空いた時間、30分くらいのオムツ交換だったらいけるから行ってたの。

 

星:それやっていた人いたよ、施設で働いていた時に。

 

B:その方が気が楽だった。人間関係がない。

 

星:ほとんどの場合、実際関係ないしね。

 

B:一人で行って一人でやるのが凄く気が楽で、それで訪問介護いいなって思って。その時働いていた人が本当にいい人だったからってそのまま〇〇〇で働いていたら、また変な所に飛ばされて。

 

星:かわいそうだな。涙なくては語れない()

 

C:棘の道。

 

A:ここ、まともだ。

 

B:まともすぎ。ここ良すぎ。10年くらい、悩んだもん、ほんとに。介護はもうダメだと思ったんだもん。〇〇〇酷いんだよ。いきなりサ責やらされて。1日に78件ケアに行かされて。

 

星:サ責でそんなに入ってたら何もできないでしょ。当時は一回の訪問時間は今より平均的に長かったはずだし。

 

B:帰ってくると、電話のメモの山。ヘルパーさんとかにもシフト振らないといけないからシフトの確認をして24時くらいまで仕事。次の日朝7時からのケア行ってたから。で、死んだ。救急車騒動起こした。これ、何か起こさないと辞められないし、殺される、と思った。

 

星:人間寝ないとダメだもんね。

 

B:そう、寝ないとダメなの。で、辞めて、〇〇〇〇〇〇に入っちゃったら、そこも酷い所だったのよ。

 

星:そこはみんな知っているから言わなくても大丈夫。

 

B:〇〇〇の時とほとんど変わらなくて、それどころか管理者までやらされて、でもやっぱり1日に訪問が78件入っていて、新規の担当者会議とかで朝~夜までケア入っているのにいつ管理者業務やるのよ、いつサ責業務やるのよって思っていた。

 

星:そこまでやらないと利益が上がらないシステムがおかしい。でも、まあ、それはしょうがないね。ノウハウのあるところはそうそうはない。

 

B:それでここに行き着いた感じ。

 

A:最後の砦みたいな所だね。

 

B:辞めようって思うことがあっても、どうせ辞めても他行ったらもっとひどい所かもしれないっていうのがあるから。

 

C:外から見てると分からないですよね。そこに入らないと分からないですよね。一切そういうとこって見せないじゃないですか。

 

星:だからこういうことをやろうと思ったのよ。

 

C:まさに、外面と内面、そこの中の人間にならないと一切分からないのよね。

 

星:介護業界、施設でもそうだし、訪問は特にそうだから。ユニット型の施設で働いていると、フロアによっても違ってくるし、比較されるから問題があるところでもまだ救いがあったりする場合があるし、施設って皆辞めて他に移るから噂話がすごいことになっている。それに今は利用者や家族が声を上げてくれることも増えてきたから、自分なんかは利用者を守って施設側に嫌われても、家族に守られて仕事していたからね。いろんなところにいろんな立場の知り合いがいるから情報は回ってくるけど、いい話は本当に少ない。悪い話は事業所側・施設側は隠そうとする。入ってみないとどんな職場かわからないから、みんな自分に合ったいい職場を見つけられなくて、諦めて割り切りに走ったり、あとは、自分の仕事の満足度に徹したり、もう介護は嫌だってなったりする。利用者や家族も、施設に入ってみたら外観はすごいのに中身は、、、っていうことになったりする。そういうことにはとことん抗いたいよね。